「貴方に認めてもらわなくとも、マテリアを手元に置かせてもらいますよ」
「ああそうかい。じゃあ、力づくで連れていくぞ!」
ハミルの声を一蹴し、ビクターが一歩踏みこんで剣を閃かせた。
ビクターの片足が床から離れる。
その瞬間を見逃さず、ハミルは足元にあった椅子を蹴り倒す。
「うわっ……と」
態勢を崩し、前のめりになったビクターからハミルは身を引き、言霊をつぶやく。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。我が命を奪わんとする穢れを、我が前から払えたまえ』
ハミルを中心に、辺りへ光球が散らばる。
意思があるかのように、いくつかの光が剣を持つビクターの手へぶつかっていく。
一撃、二撃と絶え間なく手を叩き――。
キィンッ。ついに光は彼の剣を弾き落とす。
手を振りながら、ビクターは舌打ちした。
「おいおい、聖職者のクセに場慣れしてるな」
「こんな外見と立場のせいで、色々と襲われましたから。自分の身は自分で守ります」
ハミルは息を深く吸いこみ、新たな言霊を口にする。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。穢れにまみれた罪人へ――』
「言わせてたまるか!」
剣を諦め、ビクターが素手で殴りかかってきた。
左へ来る。
ハミルは動きを見切って拳を避けると、すかさずビクターの腕の内側をつかみ、払い投げた。
『――天罰の雷を』
ハミルが言い終わると、辺りに浮かんでいた光球が槍のように伸び、次々とビクターの体を貫いていく。
「ああそうかい。じゃあ、力づくで連れていくぞ!」
ハミルの声を一蹴し、ビクターが一歩踏みこんで剣を閃かせた。
ビクターの片足が床から離れる。
その瞬間を見逃さず、ハミルは足元にあった椅子を蹴り倒す。
「うわっ……と」
態勢を崩し、前のめりになったビクターからハミルは身を引き、言霊をつぶやく。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。我が命を奪わんとする穢れを、我が前から払えたまえ』
ハミルを中心に、辺りへ光球が散らばる。
意思があるかのように、いくつかの光が剣を持つビクターの手へぶつかっていく。
一撃、二撃と絶え間なく手を叩き――。
キィンッ。ついに光は彼の剣を弾き落とす。
手を振りながら、ビクターは舌打ちした。
「おいおい、聖職者のクセに場慣れしてるな」
「こんな外見と立場のせいで、色々と襲われましたから。自分の身は自分で守ります」
ハミルは息を深く吸いこみ、新たな言霊を口にする。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。穢れにまみれた罪人へ――』
「言わせてたまるか!」
剣を諦め、ビクターが素手で殴りかかってきた。
左へ来る。
ハミルは動きを見切って拳を避けると、すかさずビクターの腕の内側をつかみ、払い投げた。
『――天罰の雷を』
ハミルが言い終わると、辺りに浮かんでいた光球が槍のように伸び、次々とビクターの体を貫いていく。


