永劫の罪人 光の咎人

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 寝室へ行き、静かに眠るマテリアをベッドに寝かせると、ハミルは枕元に椅子を置いて腰かけ、彼女の髪を優しくなでた。なめらかな感触が指に心地よい。

「……マテリア」

 名前を呼んでも、マテリアは身じろぎひとつしない。
 しっかり眠っているのを確かめてから、ハミルはマテリアの頬に手を当てた。

 温かい。
 確かに彼女が、生きて自分の前にいるのだと実感できる。

 ふとマテリアの左顔にある、獣の傷が目に入る。

 自分を守るためについた傷跡。
 この傷を醜いと思ったことは一度もない。

 ハミルは四爪の傷跡へ、愛しげに口づけた。

「やっと君を捕まえることができた」

 今も昔も、望んでいたのはマテリアだけだ。

 純粋で真っすぐなマテリアに憧れていた。
 清廉潔白な僧侶を演じて、大人たちに取り入る自分とは違うことがうらやましかった。

 彼女のように生きてみたい。
 そう思えば思うほど、自分は彼女のようにはなれないと、諦めていったけれど。

 だからマテリアと一緒にいたかった。
 彼女と一緒にいる時だけは、自分の汚れを忘れることができたから。