永劫の罪人 光の咎人

 目の前でそんな風に落ちこまれてしまうと、自分がロンドをいじめている気になってくる。
 今日は何でこんなに気分の悪い思いをするんだ、とビクターは心の中で肩を落とす。

 一歩ガストが前に出て、ロンドの隣に並ぶ。

「ロンド様、私が話しましょう」

 弾かれたようにロンドが頭を上げる。

「いえ、僕が――」

「私もまだ動揺していますが、倒れそうになるほどではありません」

 しばらくロンドは無言でガストを見上げる。が、諦めて力なくうなずいた。
 ロンドに目配せしてから、ガストは口を開く。

「まず……アスタロが俺の曾祖父で、実はまだ生きていた。さっき会いに行ったばかりだ」

 ありえないだろう、と思いながらマテリアへ言ったのに、まさか本当に生きていたとは。
 ビクターは驚きを隠さず、肩をすくめた。

「そいつはすごいな。じゃあ、アスタロから何か聞き出せたのか? どうしてマテリアが『永劫の罪人』って呼ばれるようになったんだ?」

 マテリアだけじゃなく、自分も一番気になっていたこと。
 少しは心が晴れるかと、ビクターはわずかに好奇心をのぞかせる。

 しかし、なぜかガストも言いよどむ。
 さっきから眉間の皺は寄りっぱなしで、ことの深刻さを物語っている。