「‥‥だから、別に‥降りなくて
いい、つってんだよ‥!」

「えッ、だって‥重いでしょ??」

予想外の歩の言葉に私は
動揺する‥。

「‥重かねぇよ。」


歩に「降りなくていい」と
言われた私は、お言葉に甘えて
このままで居ることにした。

私たちの帰るこの道は、
人通りが少ないから他の学生に
見られる心配もないしね‥。

(それに‥‥私も楽だし。)