校歌が終わり、次は
教職員の紹介になった。

先生たちはぞろぞろと舞台に
上がり、その中にはあの先生もいた。


「枝梨奈、あの先生の名前‥
今から分かるんじゃない??」

横で、疲れ果てた顔をしている
枝梨奈に小声で話し掛ける。


「‥!! そうじゃん!!」

一瞬にして枝梨奈の目は
輝きを取り戻した。