そんな二人に呆れたのか、アイラが溜め息を吐く。 「まったく…」 そして小声でブツブツと何やら言い出した。 「…そんな事で喧嘩なんてしてないで、今はこれからどうするかを考えるべきじゃないの。ここら辺も魔物が出そうで危険だっていうのに…」 「魔物は恐ろしいからにゃあ」 「そうよ、魔物は恐ろしいのよ。使い魔以外は本でしか見たことないけど…………ん? 背後からの声に振り返ると――