え?世界の為に戦えって?


その時。


「おぅ、何やってんだおめぇら」


俺の後ろからドスの利いた声が聞こえた。

(こ、この声の持ち主は…)

俺が恐る恐る振り向くとそこには――

「あ、お帰りなさいお父さん」


――俺が最も恐れている人物、アイラの親父さんが立っていた。