「だって世界の危機が迫ってるんでしょ?やるしかないじゃない」 え、嘘。500年前の魔王の事とかすぐに信じちゃったわけ。 おっさんの話しを少しでも疑ったのは俺だけなのでしょうか。 「本当かお嬢さん!?」 おっさんは強くアイラの肩を掴んだ。 「本当に決まってるじゃないのおじさん。…あとその手を離さないと今度こそ切るわよ」 アイラが小声で言うとおっさんはビクゥッと手を引いた。 あ、おっさん恐がってる。