え?世界の為に戦えって?


「おぉ、丁度いい」

倉庫から戻ってきたアイラはいくつかの剣をテーブルに並べた。

「これが私のオススメね、――っておじさん?な、何?」

おっさんは俺の時のようにアイラの手を握り輝いた目を向け、こう言った。


「お嬢さん、世界を救う旅に出てみないか…?」


「駄目じゃねぇかよ!」

気付くと俺は、反射的におっさんを殴っていた。