「何をお求めかしら?」 「取り敢えず、それなりに強い剣かなぁ」 「剣ね、今オススメを倉庫から持ってくるわ」 アイラが戻ってくるのを待っている間、おっさんは妙に落ち着かない態度だった。 「どうしたんだよおっさん?」 「いや…、パートナーにはあの子がいいと思ってな」 「アイラが?」 「あぁ、君とあの子は仲が良いのだろう?」 確かに幼馴染みとしてアイラの事はよく知っているが、こんなに簡単にパートナーを決めていいものなのだろうか。