そうこうしているうちにとある武器屋に着いた。

“武器屋バルカン”、古びた小さな店だが、その武器の質は街一だ。

店に入ると、腰まで伸びるストレートの茶髪が特徴の少女が俺達を迎えた。

「いらっしゃい、あら、イアンじゃない」

俺の幼い頃からの幼馴染み、アイラだ。