こうして俺は、世界を救う旅に出る事になった。 両親の重い期待を背に。 まさか俺の両親に息子の出世願望があったとは思いもしなかった。 「それにしても、面倒臭いなぁ…」 誰に言うわけでもなく呟く。 なんだか色々と大変な長い旅になりそうな気がするのだ。 予感が当たらなきゃいいけど。