「話しのわかる御両親で良かったよ」 ハッハッハッと笑ってるむかつくおっさんは置いといて。 「なに?親父もお袋もそのおっさんの話しを信じちゃったわけ?」 俺の両親はもう少し初対面の他人を疑う人だと思ったのだが―― 「素晴らしいじゃないか、魔王を倒す勇者になれるなんて。こんなチャンス滅多に無いぞ」 ――違かったようだ。