たった一人の親友へ〜another story〜

瞳の奥にしまい込んだ悲しそうなさなの表情を


俺は見逃さなかった


傷ついてる


泣くことを必死にたえてる


俺が


俺のせいで





さな


一つだけ最後にわがまま言っていいかな


この気持ちをなかったことにするなんてしたくないんだ


いつも全力で


君は俺の唯一の光だった


汚い世間の中で


唯一穢れのないもの


触れることすらためらうような


光だったんだ




目の前にきれいな夕焼けが広がる


最後くらい格好よくきめさせてくれてもいいよな?









「さな・・・・・。


俺さなのこと大好きだわ」