目的地に着いて、その場所に向かうけど・・・。



こんなに足場が悪いとは思わなかった。




けっこうすべるんだ、これが。




『うわっ』


『大丈夫か?気ぃつけろよ』




こんな言葉をするっと言えるのはキミぐらい。



てっきり、ダッサって言われるかと思ったのに。




やっぱり、優しいね。






次に向かったのは、小さい崖の下。



崖から降りるのに問題はなかったはず。




でも、登るのが一苦労。


足が滑る、滑る。




『ほら』




キミは手を差し出してくれた。



でも恥ずかしくて、断っちゃったんだ。



あとから、私の友達に言われた。



『何で握らへんかってん!絶対いい感じになんのに!!』



出来るわけないやん・・・