入学式の翌日。 家から学校までどれくらい時間がかかるか知らなくて ものすごく早く着いてしまった。 教室へ行っても、もちろん誰もいない。 しばらくして、足音が聞こえた。 そう、まぎれもなくキミだった。 小学校は同じだったけど、接点はゼロ。 なのに、なのに、 私の名前を知っていたんだ。