―――…
数日が過ぎ、会津藩にはぴりぴりした空気が張り詰めていた。
長州制圧は、とうとう今日となった。
御所待機中に長州が来れば…危険な戦いが、幕を開けるのだ。
凜達特攻隊は、皆落ち着かなかった。
待機中に何度も厠に立ったり、うろうろしたり。
流石に凜も、今回は落ち着いていられない。
藩士を踏み台にするようなものなのだから、一人でも多くの命を守らなければ。
そんな気持ちでいっぱいだ。
それに――…
「――何だと?新選組は会津公から、直々に出動要請を命じられたのだぞ!」
新選組も来る。
今回は相手の武器が優れているという事もあって、池田屋の時とは違う。
嫌な予感というのは、当たるものだ。
「そんな話は聞いておらぬ」
凜は近藤と会津藩士が揉めているのを見て、一度気持ちを落ち着けて間に入っていった。


