すると、席についてしばらく俺たちは無言だった。 でも、ちょっとして瑠美は真剣な顔をして話しを始めた。 「ねぇ、雪は気づいてるかもしんないけど…」 なんのことかな?と俺は考えたんだけど、何も思いつかなかった。 「私ね、雪のこと好きなの」 ―はい? その言葉を聞いた俺は、思考が一瞬止まってしまった。 だって、まさか瑠美からその言葉をもらうとは思ってもみなかったから