「そうそう てか、雪って初めてじゃない? あんなに好きになるの」 ギターを弾くのをやめて、真剣な口調で楓に言った。 楓は雑誌を、勢いよくテーブルに置いて 「確かにそうだな」 と答えたあと、急に思い出しのか 「あっでも 瑠美とも結構二人で飲みに行ってないっけ? てか、瑠美とは付き合ってないんだよな? でも、それにしては仲いいよな」 と最初の方の声を大きく言い、 楓は足を組み腕を組んで、それについて考え始めた。