ー紫神(シガミ)ー


 だが、幼い少女の心を毒すには十分だった。

 艶はそれから、壊れていった。

 たまに屋敷に仕えても、所詮は奴隷。

 愛も温もりも、知らぬまま孤独な毎日を独走して行ったのだ。