「こいつもそう。笑うだけの”道化”。僕に言わせればくだらない人形。
だけど君とは、仮面が違う。
君は笑うことも、泣くことも出来ない、無表情で無感動な『ぜんまい仕掛けの人形』。こいつは”道化師”
君の生い立ちではピエロも見たことがないかも知れないね。
ピエロであるこいつは、笑うことも泣くことも意識的にやってのける。
全ては”道化”(ウソ)だからだ。”道化”(ウソ)は仮面だ。君と種類は違っても、あまり変わらない。表情がないのも同じ。
こいつは”道化”(ウソ)という仮面に、言葉という化粧を加えて、それらしく振舞っているだけ。君と同じ、『人形』だ。
『人形』であるこいつは僕という【絶対】がいて初めて存在価値を持つ。意味が分かるか?」
私は静かに首を振った。
難しすぎて理解できない。
同じ年齢でも思考回路が違いすぎる。



