ー紫神(シガミ)ー


 梓と私の関係に変化があったのは、満月の日のことだった。

 梓は凄く悲しそうにして、私を見た。

 「…艶。生きたい?」

 瞳は悲しそうなのに、笑顔だったのが怖かった。

 「艶は選ばないといけないんだ。早くしないと…」

 梓は何かに焦ってた。

 そして、怯えても居た。