ー紫神(シガミ)ー


 「どうして逃げるの?
命なんて惜しくないよね?だって、僕の玩具なんだから。
僕に殺されるなら、本望、だよね?」

 冷たい汗が頬を伝う。

 「大丈夫。君はまだまだ″使える”(利用できる)だから、殺さないよ。
ただ裏切ったら、」

 ダンッ!激しく扉が蹴られた。

 「…殺しちゃうかも」