水道に流す、じゃいけないし。 ガスバーナーも戻さなくちゃ。 どれからやるか悩んでいると、 「液体は混ぜて中和させてからだよ」 ミヤビくんがビーカーを持ちながら言った。 「実験参加できなかったし、片付けくらいはさせて」 手際よく片付けを始めるミヤビくん。 「い、いや、大丈夫だよ。私ひとりでやるし……」 「いーのいーの。タローはレポートの続きやってて」 「でも」 「口答え禁止~」