ー…それから三日後 私にかかってくる電話は、ほとんど悪い情報ばっかだ。 そして今日も 電話がかかってきた。 ~♪~♪~♪ 『はい?誰?』 『兄貴が…運ばれた』 『え?』 よく聞こえなくてもう一度聞き返した。 『兄貴がやべぇ…』 聞こえてきたのは寿二の消え入りそうな弱々しい声だった。