「まぁまぁ、そんな眉間に皺よせんなって」 「そうだな」 ガチャ 幹部室に誰かが入ってきた。 「加那さん!!?鬼邪がせめてきました!」 下っ端が汗をかいて知らせにきた。 「鬼邪?」 時々いるんだよな~。 弱いのに、いきなり乗り込んでくる族。 「どうする?」 ソファに座っている奏が笑いながら聞いてきた。 「奏頼む。どうせ雑魚だろ?」 「りょーかい」 そう言って奏は、幹部室から出ていった。 どうせ余裕で片付けるんだろうなぁ~。 十分待っていると奏が帰ってきた。