[ 今日も お母さん仕事です。

二千円置いといたので 自由に

使ってください。 母 ]


毎日 置いてある気がする...。


我慢しないと..もう高校生なんだから。


胸のなかにある この 固まりは


なんだろう...


「 いってきまーす。」


寂しく 虚しくならないように


あたしは 大きな声で家を出た。


桜の花びら達が 楽しそうに


でも少し 悲しそうに ひらひら


踊っていた。