私が相部屋する隊士たちは5人ほどいる。 名前も知らないし、所属している隊も知らない。 誰から聞いたか忘れたけどみんな最近入った新人らしい。 だけど、どうも私よりは立場が上だと思っている。 「おう、お前どこ行ってた?」 私はもはや『お前』扱い。 「いえ、べつに。」 私に声をかけてきたのはこの部屋の…自称ボス。 この人は何かと私にいちゃもんをつけてくるから少し苦手だ。