でも、だとしたら、 一体、誰が―――― その時、士塚忍の携帯が鳴った。 「しっちれー」と言って士塚忍が電話に出る。 「電話。誰から?」 電話を終えた士塚忍に、一清が聞いた。 「ちみの妹君っすよ~。」 なぬ。 清香から? 士塚忍に電話をかけてくるとは一体何の用だ! 私のちょっとしたジェラシーに気付く様子もなく士塚忍はヘラヘラと笑いながら小瓶を手に取り、立ち上がった。 「まるで走れメロスっすね。これがファイナルゲーム?」 士塚忍の質問に、一清はにこっとほほ笑む。