「――でさぁ、その生徒がいきなり……って、あかり?」
「………」
「あーかーり!!」
「ひゃぁっ」
気がつくと、大也の顔がドアップにあって、思わず変な声を出してしまったあたし。
心配そうな顔で大也が首をかしげた。
「どうした?今日、ぼーっとしてるな」
「そ、そう?そんなことないと思うけど」
「本当に?疲れたまってんなら無理しないでちゃんと言えよ?――悪かったな、急に会いたいなんて言ってさ」
「ううん、謝らないで。あたしも大也に会いたかったから」
「ん、そっか」
もう、何やってんの……
今日は久しぶりのデートだっていうのに。
――大也から電話があったのは、昨日の夜。
そのまま、話の流れで会うことになって……
今日は日曜日だから、もちろん学校はお休み。
……とはいっても、あたし達は実習生。
授業計画立てたりとか、指導案書いたりとか、やることは本当にたくさんあって、ハッキリ言うと忙しい。
実習先の学校に出勤しなきゃいけないことだって、珍しくないし。
教育実習生にとって、土日の休みなんて、実際ないに等しいんだ。
でも、今日は特別。
お互い忙しいってわかってて、大也はあたしのことを誘ってくれた。
「………」
「あーかーり!!」
「ひゃぁっ」
気がつくと、大也の顔がドアップにあって、思わず変な声を出してしまったあたし。
心配そうな顔で大也が首をかしげた。
「どうした?今日、ぼーっとしてるな」
「そ、そう?そんなことないと思うけど」
「本当に?疲れたまってんなら無理しないでちゃんと言えよ?――悪かったな、急に会いたいなんて言ってさ」
「ううん、謝らないで。あたしも大也に会いたかったから」
「ん、そっか」
もう、何やってんの……
今日は久しぶりのデートだっていうのに。
――大也から電話があったのは、昨日の夜。
そのまま、話の流れで会うことになって……
今日は日曜日だから、もちろん学校はお休み。
……とはいっても、あたし達は実習生。
授業計画立てたりとか、指導案書いたりとか、やることは本当にたくさんあって、ハッキリ言うと忙しい。
実習先の学校に出勤しなきゃいけないことだって、珍しくないし。
教育実習生にとって、土日の休みなんて、実際ないに等しいんだ。
でも、今日は特別。
お互い忙しいってわかってて、大也はあたしのことを誘ってくれた。