ゆっくりとでも確実にお見合い相手に近づく。 お見合い相手の目の前にたどり着いたとき…… 「愛蘭さん。僕と帰りましょう。お母さん達が心配してますよ?」 やっぱり嫌……… 「帰らない。」 「会社が潰れてもいいんですか?」 嫌……… 「僕と寝れば、会社を守ること、できるのに。」 嫌……… 近づいてくる体に背中に迫る大きな木。 ―――逃げれない…… ゆっくりと目を閉じた。