月下の踊り子






舞歌。私はお前と共に生きたい。


時々、こうして子供の様にじゃれ合って、お互いに相手の事をずっと想い続けて、そんな生活がこれからも続いてくれたらと心から思う。



「んっ……」



唇を離す。


舞歌の口から漏れる甘い吐息。


二人はそれが自然体の様に、手を取り合って車まで戻って行った。


月夜の晩。星に酔うように空を眺めながら。


車の中では互いに無言。言葉はいらなかった。


二人は相手が傍にいてくれるだけで幸せなのだから。


短い時間だったけれどこの一時は二人にとって夢の世界だった。