さぁ夢の終わりを始めよう――。 川の浅瀬にいるのはいつもの白い女。 そしてその手をそっと握る子供。 無邪気なままにっこりと笑っている。 その子供はまだ笑顔を忘れていない幼い頃の羽鳥淳二。 私に他ならない。 沢山のヒントはあった。 視線の先に映るものは全て懐かしい匂いがした。 この夢は紛れもなく記憶の断片。 私の傍にいるのは優しかった頃の母。 悲しみも喜びも全てその胸で包み込んでくれそうな大好きだった人。