否定はないはず。 死にたくもない人間が生き延びるチャンスがあればそれがどれだけリスクを負うとしてもそちら側を選ぶはず。 「計画は既に立てている。舞歌はそれに従えば無事にここから出られるし、夢を明日に繋げられるんだ。そしたら――」 牢の隙間から手を伸ばし、舞歌は私の口を人差し指で塞ぐ。 「そんなの……」 俯いたままの舞歌は、 「駄目に決まってるじゃないですか」 顔を上げ、にっこりと笑みを浮かべてそう言った。 「なっ」