「はっ...んだよ、その頭っ!」
朝と同じように牧村くんのツボに入ったのか、彼はお腹を抱えて大笑い。
「はっ、え...はあっ?!」
坂口くんはいきなりの牧村くんの登場に、頭の整理が追いつかないみたい。
それでも頭を隠そうと、右手で頭を覆う。
もちろん隠しきれるはずがない。
「なんでお前がここにいんだよ!」
そう言って、牧村くんを指差して弾糾する。
「なんでって、唯の迎えだよ」
「なーっ、唯♡」
と満面の笑みのデレデレぶり。
「ゆい?
...まさか、お前のカノジョって...」
「そ。はいっ、唯自己紹介!」
牧村くんは長い足を折りたたむようにして、唯ちゃんの目線の高さに合わせる。
「まきむら ゆいでしゅ!」
自己紹介は得意なのか、愛らしい笑顔。

