アッシュの柔らかい髪は、唯ちゃんの手によって可愛く飾り付けられている。
「なにそれだっせえ!」
「もーっ、けんちゃんうるちゃい!」
同じあめ組さんの健くんにからかわれ、唯ちゃんはムキになって返す。
「こら、健[ケン]。いじめんな」
おめかしされていることがちょっぴり恥ずかしそうな顔で、坂口くんは二人の仲裁に入る。
でも健くんは悔しいのか頰をぷーっと膨らます。
「いいもんっ!
はるとあそんでもらうもん!」
「へ?」
大声でそう叫ぶと、一目散にわたしの元へ飛んでくる。
「はるっ、あしょぶぞ!!」
「はるはおれらとあそんでるのーっ」
「じゃおれがれど。けいたがぐりん。せいたがぶる」
なにやら戦隊モノの遊びをするみたい。
レッドにグリーン、ブルー。
「じゃあ、わたしは?」
ニコニコ笑顔で語りかける。
「だいまお」
「だ、大魔王...」

