下校中もぷりぷりした態度のわたしに見かねたのか、沙織はある一点を指さす。
「こはるっ、今日は寄り道しよっ」
沙織が指さした先にあるもの。
白い煉瓦の造りに、白い木地の看板には赤い字で店名”Lettre[レトル]”と書かれある。
「あぁ...プリン...レトルのとろーりプリン...」
レトルはこの辺で一番有名なケーキ屋さん。
とろりとした軽やかさがありながらも、しっかりと卵の味のある最高のプリンなの!
「よし。今日はあたしのおごり!」
「きゃーっ、沙織さまーっ♡」
ぴとっと沙織に抱き着き、2人でレトルへと向かう。

