「それに、あなたのその髪!学生なのに染めてるじゃない!」
女性は怒りが収まらないのか、今度は俺の髪色まで指摘し出した。
もともと色素薄いんです。
って言っても信じてもらえないよな...。
実際地毛なんだけど。
学校は学業さえよければ、髪色はとやかく言わない方針だし。
しゃーねえ。ここは一か八かやってみるか。
怒りで顔を赤くした女性を見つめ、笑顔を向ける。
途端に女性は、なぜ笑顔を向けられたのか困惑する。
徐々に間合いを詰め、彼女の耳元近くで囁く。
「おれ...イギリスの血が入ってるんです」
「えっ」
女性が驚きの視線を向け、それを流し目で捉える。

