翌朝、いつもの時間より少し早めに家を出て、学校への道を歩む。 11月の朝は少し寒くて、眠気が覚めて気持ちがすっきりする。 どうしていつもより早めの時間なのか。 それは会いたい人の背中を見つけられるかもしれないから。 ———あ。 朝日に照らされ、髪の毛は金色に輝いている。 勇気を出して、小走りに駆け寄る。 「おはよっ」 ぐいっと学ランの背中を引っ張る。 それに驚いたように振り返るも、彼は「なんだおまえか」という顔をする。