「———で、それでね。右京くん」 食後の温かいお茶を飲みながら、話を切り出す。 勇気を出そうと、ぎゅっと拳に力を入れる。 「ん?」 彼は今日の食材費の精算や家事の内容などをメモしている。 これもまた通常の作業。 家政夫としての作業を済ませてから帰宅するから。 でも、今なら私の話は邪魔じゃないよね? そう信じて口火を切る。 「この間の返事なんだけど...」 その瞬間、彼のペンで文字を書く手が止まった...ように見えた。