「彼女は水嶋[ミズシマ] エリーさん。新しい英語の先生よ」
ヨロシク〜、と彼女は微笑む。
今までは小中学校で働いていたALTの方が来てくれてたんだけど、なんでも都合が悪くなったそう。
それでタイミングよくエリーさんがいらっしゃったというわけ。
週一回の英語の授業を受け持ってくれるそう。
「子どもって本当にすごいですね。こんなにすぐ英語を話しちゃうなんて」
だってキューカンバーってきゅうりでしょ?
スペルは確か...。
「子どもたち、すっごく元気。私の子どもも、ここに通わせたい」
気づけば、エリーさんは優しいお母さんの顔をしていた。
「あら、エリーさんお子さんがいらっしゃるの?」
「ふふ。二人。ひとりはー...」
「う!」
その瞬間、私たちの足元から可愛らしい声が聞こえた。

