坂口くんのことが頭から離れない。 私、重症だな。 だってつぶやいちゃうくらいだもん。 でも、ここはお手伝いといえど大事な職場。 エプロンの紐をぎゅっと腰で結び直す。 「おにおーんっ」 「きゅーかんばーっ!」 「え? え?」 年長さんがいる”ゆき組”の前を通ると、わらわらと教室から子供達が溢れ出る。 一人の男の子にがしっと足をつかまれる。 「ん?」 「ぱぷきん」 「ぱ、ぱぷ...?」