ほんと、こんなつもりじゃなかったのに。 たまらなくなってつい告白してしまった。 これから会えなくなっていうのに。 一人悶々と考えていると、もごもごとつぶやく声が聞こえた。 「え? 何?」 抱きしめたまま、彼女を楽にしようと距離をあける。 「ひどい」 え゛。 冷めた言葉だけがすぐに耳に入る。 バッと彼女の肩を優しく掴んで引き離す。 え、なに、ひどいって。 抱きしめたのがまずかった? いや、でも前に許してくれたし...。 もしかしてあの時も嫌だった? 頭の中が一気にパニックになる。