****** 「お大事にどうぞ〜」 軽やかな声をかけられ、病院を後にする。 結局保健室の先生に病院に行くことを勧められ今に至る。 応急処置が功を奏してのか、本当に軽く済んだみたい。 ふうと一息つく。 「よかったなあ。大事にならなくて」 嫌味たっぷりに笑う彼。 むう...。 「たかだか家庭科でケガするなんて、どれだけ要領悪いんだよ」 「違うもんっ、ちょっと考え事してたの!」 「どうせしょうもないことだろ?」 あなたのことですよ! 右京くん!! なんて言いたいけど、言えるはずもない。