「いいか、フェン。絶対ここでは正体をさらすようなことをするな。マナなしのふりをしないと大変なことになる」
「どういうことですか?」
「すぐわかる」
旅人はそう言うと、門を黙って抜けようとした。
「まて、そこの二人組!」
しかし門番に呼び止められ、旅人とフェンは歩を止めた。
「なんだ?」
「黒衣の者が通ったらミカゲ様に伝えるよう言われている。待ち合い室に転送させてもらう」
門番の一人の手が赤く光り、旅人とフェンは動けないまま足元にできた魔方陣に吸い込まれていった。
「どういうことですか?」
「すぐわかる」
旅人はそう言うと、門を黙って抜けようとした。
「まて、そこの二人組!」
しかし門番に呼び止められ、旅人とフェンは歩を止めた。
「なんだ?」
「黒衣の者が通ったらミカゲ様に伝えるよう言われている。待ち合い室に転送させてもらう」
門番の一人の手が赤く光り、旅人とフェンは動けないまま足元にできた魔方陣に吸い込まれていった。



