「あー、まず確認するが、ここには12騎士以外の生徒はいないんだよな?」
ティーの問いかけに、フォルテが答えた。
「はい。一般生徒は明日から寮に戻ります。寮に残った在学中の者は今の時間寮には立ち入り禁止なので、いないはずです。確認してみますか?」
「一応頼みたい」
「アシュレイ」
「ああ、このあたりに人の気配はない。もし出てきたら、伝える」
「あ、待って。ラ……精霊を同伴しても構わないか?」
フェンが尋ねると、ほとんど全員が驚いたようにフェンを見た。
フェンの役職は契約者であり、最初の契約者も精霊との契約者だったが、その後、契約者の役職に就いた者は魔獣との契約者であったり、魔獣に身を堕とす前の幻獣との契約者だった。
その二つでさえ数は少ないのに、もう二度と現れないものと思われてきた精霊との契約者が目の前にいるのだ。
しかし、フェンは契約者といえば精霊との契約者だと思っていたために、そういう事情は一切知らず、皆の反応にただ戸惑っただけだった。
「だ、駄目か?」
「あ、いや、精霊ならいいんだ。僕たちが断れる存在ではないよ。精霊は……女神の御使いなんだから」
「正確には、女神に仕える預言者だがな」
ふわりとランジエが騎士達の中心に現れた。
いつもの猫の姿でも、本来の姿でもない。
フェンと同じ年頃に見える、あまりに可愛らしい姿の少女だった。
ティーの問いかけに、フォルテが答えた。
「はい。一般生徒は明日から寮に戻ります。寮に残った在学中の者は今の時間寮には立ち入り禁止なので、いないはずです。確認してみますか?」
「一応頼みたい」
「アシュレイ」
「ああ、このあたりに人の気配はない。もし出てきたら、伝える」
「あ、待って。ラ……精霊を同伴しても構わないか?」
フェンが尋ねると、ほとんど全員が驚いたようにフェンを見た。
フェンの役職は契約者であり、最初の契約者も精霊との契約者だったが、その後、契約者の役職に就いた者は魔獣との契約者であったり、魔獣に身を堕とす前の幻獣との契約者だった。
その二つでさえ数は少ないのに、もう二度と現れないものと思われてきた精霊との契約者が目の前にいるのだ。
しかし、フェンは契約者といえば精霊との契約者だと思っていたために、そういう事情は一切知らず、皆の反応にただ戸惑っただけだった。
「だ、駄目か?」
「あ、いや、精霊ならいいんだ。僕たちが断れる存在ではないよ。精霊は……女神の御使いなんだから」
「正確には、女神に仕える預言者だがな」
ふわりとランジエが騎士達の中心に現れた。
いつもの猫の姿でも、本来の姿でもない。
フェンと同じ年頃に見える、あまりに可愛らしい姿の少女だった。



