Reminiscence

「……ぼく一人では決められない」
「……そうだろうな。でも、本当に……この国を救ってくれるまででもいいんだ!」
「この国の結界はどうにかしたいとぼくも思っている。ぼくの大事な人はそのせいで死んだのだから」
フェンが淡々とそう言うと、ティターニアと亜麻色の髪の少年の顔色がさっと悪くなった。
そしてティターニアはそのままがたがたと震え出した。
「そ、そうなのか……?君も……脆くなった結界の被害者……なのか?」
「そうだ」
ティターニアの異常な反応、君も、と言った言葉にフェンはいぶかしみつつもそう答えた。