Reminiscence

「ぼくにも騎士になれと言うんだろう?」
「そうだ。駄目か?」
「ぼくは旅人だ。今はパトロンにお世話になってるが、ひとつの場所にとどまるつもりはない」
ミカゲのことは姉のように慕っていたが、こういった場ではこう言ったほうがいいと判断してパトロン、とフェンは言った。
「だが……」
ティターニアは何かを迷うような素振りをみせたが、何かを決意するように表情を引き締めた。
「本当は、言ってはいけないことなのだが……今、この国を保護する結界が脆くなっているんだ。ルーナフィアナ以来、400年たってようやく現れた精霊との契約者である貴方にお願いしたい。どうか、僕と一緒にこの国を救ってはくれないだろうか」