Reminiscence

「どっちが契約者だ?」
儀式場の扉が開き、2人の少年と少女が現れた。
「見てわからないのか?ターバンを巻いたほうは明らかに違う。そっちのフードを被ったほうだ」
亜麻色の髪をした少年が呆れたように言った。
「お前の人を敬わない暴言にはもう慣れた。まったく、僕を主とも友人とも思わない騎士なんて」
少女は自分を僕と呼び、男のような言葉使いをしていた。
それよりも、今少女は騎士と言わなかったか?
契約者と騎士、それの意味する所をフェンはすぐに察知した。
少女はフェンの姿をまじまじと見た後、近寄ってきた。
「突然の召喚すまなく思う。しかし、やむを得ない事情があるのだ。私はティターニア。ティターニア・フォン・カトレア=リーディアス。この国の王女だ」