「フェンの正体、もうわかっているな?」
「シエンの正体もね。精霊と、その契約者なのでしょう?」
「その様子だと、派閥には隠してくれているのか。良かった」
ダンテは安心したように微笑んだ。
「フェンを私にたくすのが、頼みごと?」
「それもある」
ダンテは真顔になって言った。
「フェンには二重の加護がある。一つは精霊、一つは俺だ。だが、精霊と契約するということの意味も、伝承もフェンは知らない。だから、見守るだけでなく、誘導し、しかるべき時に教えてやらねばならない」
「シエンの正体もね。精霊と、その契約者なのでしょう?」
「その様子だと、派閥には隠してくれているのか。良かった」
ダンテは安心したように微笑んだ。
「フェンを私にたくすのが、頼みごと?」
「それもある」
ダンテは真顔になって言った。
「フェンには二重の加護がある。一つは精霊、一つは俺だ。だが、精霊と契約するということの意味も、伝承もフェンは知らない。だから、見守るだけでなく、誘導し、しかるべき時に教えてやらねばならない」



